ポッポとサツキ

サツキ(♀)は04年5月6日に多摩川で生まれた猫です。
母猫のルル(7歳)が虚弱体質のため以前から産まれた子猫が満足に育たないことが続いていましたが、風邪をひいた時などそのつど私達が薬治療して元気になっていました。05年2月にはサツキに発情の兆しがみえたので不妊手術をしてあげました。その後も、とても元気でのびのびと遊んでいた矢先のことでした。


05年4月17日に金属か木の棒のような硬い物で撲殺されてしまったのです。
両眼球は飛び出し、口から血を吹いたまま川の中に投げ込まれていました。異変に気付いた飼い主のホームレスのMさんは犯人を追いましたが、20歳代前半の男が慌ててバイクで逃走したそうです。Mさんがサツキから目を離していたほんの5分間の出来事でした。


河川敷そばの公園に捨てられた通称・ポッポは05年6月3日に虐待されてしまいました。物で殴られたのか蹴飛ばされたのか、口に大きな損傷を負い下アゴもボール状に腫れあがり、ものが食べられなくなってしまいました。すぐに保護するためケージを取って現場に戻った時にはポッポの姿は無くその日以来、2度と私達に姿を見せてはくれませんでした。
人が近寄ると体をすり寄せ、まったく警戒心を持たない猫だったので正直、「虐待に遭わなければ良いが・・・・・」と願っていました。


ポッポサツキも2度と再現されることのない大切な「命」でした !!

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