ケン ( ♂・15歳 ) 【東京都昭島市】
( 最初の飼い主が亡くなって今の飼い主の元で7年目。穏やかで周辺では人気者。)

チビ ( ♂・5歳 ) 【川崎市幸区】
( 幼い頃から川岸暮らし、台風の増水のたびに非難してまた元の場所に。)


多摩川の野犬追跡レポート3

◆私達(夫婦)の週2〜3回の給餌に姿を見せるエバとチビスケ。回を重ねるごとに間もなく林の奥から出てくるようになった。しかしながら、長居はせずに食べ終わると警戒心から姿を消す。このようなサイクルを約3時間おきに繰り返す。

 足を運ぶこと17日目の夜、クロと初遭遇 ! 右耳がピンと立ち、左耳がタレていてハッキリとした特徴がある。後からエバも・・・缶詰とドライフードを食べた。深夜の対面もわずか2分間だった。

( 暗い街路灯のみでの撮影・・・・・クロまでの距離は約70m )
 このままエバ親子に給餌を続ける事はできても、彼らの将来を考えると割り切れない葛藤をいだいていたが、この現実を知って動物ボラン
ティアのNさんが声をあげてくださった。「私や知人などの力でエバ親子を捕獲・治療して何とか助けたい。」・・・・と。

 さらに、重症のエバを無事捕獲することができれば「入院・治療・トレーニングをして一生、自宅で飼ってあげたい。」とKさんという方が名乗りでてくださった。Kさんとは面識のある方なので、より嬉しい出来事だった。

 一方、バカボンの状況も河原に捨てられて放浪しているうちに、あるホームレスさんの所にいついたが、その方が亡くなったためこの場所に移動してきた犬で現在の飼い主も特別な愛情をもっていない事が判明。人馴れしていることもあり、Nさんの協力で隔離→治療→里親さがしと動きはじめる事となった。
(左下・健康な頃のバカボン ・ 右下・皮膚病(カイセン)が全身に広がっている現在 )


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